落馬のアクシデント
過去のマイル王者決定戦であるマイルチャンピオンシップで大会連覇を成し遂げたのは、ニホンピロウイナー、ダイタクヘリオス、タイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャーの5頭がこの快挙を達成しています。スプリントの名馬であるニホンピロウイナーに対して、4歳の古馬で挑んだマイルチャンピオンシップでは、結果17位と大きく沈んでしまった影響からか、毎レースを2番手でスタートすることとなります。
比較的ムラ掛けの多いダイタクヘリオスを大会連覇という快挙に導いたのが、影の名騎手との呼び声高い岸騎手です。岡騎手、内田騎手と同期である岸騎手でしたが、中でも内田騎手はメジロマックイーンとのコンビで菊花賞を制覇、岡騎手はリンデンリリーのコンビでエリザベス女王杯を制覇するという活躍で、将来の更なる活躍が期待されていた騎手たちでありました。
しかし、後に同期の岡騎手が落馬のアクシデントに遭い命を落としてしまいます。この事故が競馬関係者に深い悲しみを与えるとともに、将来有望とまで言われていた岡騎手を失ってしまった競馬会も、この度の事故は非常に無念でありました。その後、同期の内田騎手、岸騎手ともにGIでの舞台では活躍が見られることが無くなり、あの日の事故が深いショックを与えたことが伺えます。
後にダイタクヘリオスを2勝に導いたことで岸騎手の腕が高く評価されますが、それを境に同騎手のGIでの活躍は完全にストップしてしまい、GI通算4勝で騎手として引退を遂げてしまいます。
2011年9月29日