1番人気の馬券
当時は常に最上位人気が馬券に絡む活躍を見せており、開催当初から最上位人気の連対が100%という驚異的なまでの数値を誇っていた同レースは、1番人気の馬券を購入するだけで確実に配当が得られるというレースといわれておりました。
しかし、1995年にこの鉄板の法則は崩れ去ることとなります。当時、地方からの参戦として話題を呼んでいたトロットサンダーは、12回目の開催となる同レースの勝利馬となります。翌年には安田記念をも制覇し、最終的に同馬はレース界を引退してしまうこととなりますが、その引退レースも悲劇的なものとして知られています。まだこのレースでは、同馬の実力は幅広く知られていませんでした。
種牡馬として活躍していたダイナコスモスの子供である同馬は、地方の浦和競馬場からインポートされてからも、芝の中距離レースで安定的な成績を積み重ねていきます。距離の適性からか、1800m以上のレースでは結果を残せなかった同馬は、このマイル王者決定戦でも4番手からのスタートとなります。しかし、結果は2着以下を1馬身以上離しての勝利を掴み取りました。
ここで2着にもかなりの人気薄が飛び込み波乱展開のレースとなりました。これによって、かつての鉄板の法則は見事に崩れることとなります。同馬はマイル戦において、いずれも差を広げて勝利しておりマイルの鬼とまで呼ばれ、その後の安田記念を勝利した後、1600mの距離では無敗のままレース界から退いていきました。
2011年9月29日